豊岡杞柳細工とは
豊岡杞柳細工(とよおかきりゅうざいく)は国の伝統的工芸品である柳のかご細工です。
原料となる杞柳(コリヤナギ)はやわらかさと適度な硬さを兼ね備えており、親しみのある味わいにあふれています。現在では新しいデザインを取り入れファッション的要素をもった柳バッグとして、皇室にもご愛用いただくなど注目を 集めています。
兵庫県杞柳製品協同組合(玄武洞ミュージアム内)では、後継者育成教室として、豊岡杞柳細工を学ぶ教室を開催されています。
伝統工芸士を目指して、教室で学ぶ生徒の皆さまが作り上げた作品展を豊岡市役所・稽古堂にて開催します。
後継者育成教室作品展 | |
日 時 | 2025年 6月 1日 (日) 9時00分~17時00分 2日 (月) 9時00分~16時30分 |
場 所 | 豊岡市役所・稽古堂1F市民ギャラリー(豊岡市中央町2-4) |
Webサイト | https://genbudo-museum.jp/news/3970/ |
問合せ | 玄武洞ミュージアム TEL:0796-23-3821 |
また、6/22(日)には玄武洞ミュージアムショップ前にて豊岡杞柳細工の展示即売会があります。
この日は玄武洞公園無料開放日でもあります。
生徒作品を通常よりお得にお買い求めいただける、年に一度の貴重な機会です。
是非お越しください。
展示即売会 | |
日 時 | 2025年 6月22日 (日) 9時30分~15時30分 |
場 所 | 玄武洞ミュージアムショップ前(豊岡市赤石1362) |
Webサイト | https://genbudo-museum.jp/news/3970/ |
問合せ | 玄武洞ミュージアム TEL:0796-23-3821 |
豊岡杞柳細工の歴史は西暦27年までさかのぼるといわれています。
円山川の氾濫が多くあった豊岡では、米の収穫が不安定であったため、気候風土が 生育に適し河原に自生していたコリヤナギを用いてかご作りがされるようになりました。
江戸時代には京極藩の保護・奨励により豊岡の柳行李は全国的に名を馳せました。
その後時代の変遷に合った柳細工やかばん産業として受け継がれ、豊岡はかばんの 町として知られるようになりました。
豊岡杞柳細工の原料となる「コリヤナギ」は円山川の肥沃な土地によって育まれました。 刈り取り、仮挿、はく皮、乾燥など多くの手間をかけて、象牙色のつややかであたたかな 素材が生まれます。