豊岡観光協会

全国の菓子業界が参拝。菓祖 中嶋神社

中嶋神社は、全国に7つの分社があります。御祭神は、お菓子の神様とされる「田道間守命(たじまもりのみこと)です。神社が建てられたのも古く、第33代推古天皇(在位592年~628年)時代とされています。

現在の朱塗りの本殿は、室町時代に但馬の領主である山名氏が建立したもので、明治45年に国宝に指定されます(現在は国の重要文化財です)。

なぜ、菓祖なの?

田道間守命

田道間守命

田道間守命は、新羅(現韓国)の王子で日本に渡来し帰化した但馬国開拓の祖とされる天日槍(アメノヒボコ)の子孫にあたります。 田道間守命は、第11代垂仁天皇の命を受けて、「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)を探しに、常世(とこよ)の国(韓国の斉州島と言われている)に渡ります。非時香菓は、当時の日本にはなく、食べると歳をとらず長生きすると考えられていたといわれています。

10年の歳月をかけて、非時香菓を探しだし、日本に持ち帰りましたが、その1年ほど前に、垂仁天皇は崩御されていました。悲嘆にくれた田道間守命は、非時香菓の半分(半分は皇太后に献上)を御陵に植え、亡くなったとされています。

垂仁天皇の第三皇子の景行天皇は、田道間守命の忠誠心を哀れみ、垂仁天皇の御陵の池に墓を作らせました。この墓が、御陵の中の島に見えることがから中嶋神社の名の由来とされています。

持ち帰った非時香菓は、ミカンの原種とされる「橘」だったといわれており、昔、果物は、「菓子(かし)」と呼ばれていました。橘は、菓子の中の最上級品とされそれを持ち帰った田道間守命はお菓子の神様(菓祖)となったといわれています。

毎年、田道間守命の命日に近い4月の第3日曜日に中嶋神社で菓子祭りが開催され、全国の菓子業者が参列し、菓子業の発展の祈願が行われます。

イベント名中嶋神社 菓子祭(橘菓祭)
日 時4月第3日曜日
場 所中嶋神社 (〒668-0823 兵庫県豊岡市三宅1)
電 話0796-27-0013
Webサイトhttps://www.hyogo-jinjacho.com/data/6322083.html
会員ページhttps://toyo-kan.jp/member/mb281-2/
イベント名菓子祭前日祭(2023年を最後に終了しました)
日 時4月第3土曜日
場 所豊岡市大開通り(豊岡市役所本庁舎前)
参考サイトhttps://toyooka-cci.jp/sweetsfestival/

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